＜スポットライトひと＞長商デパート「社長」中野桜子さん - 中日新聞

第９６回長商デパートの社長を務める中野さん＝長野市の長野商業高で

　長野商業高校（長野市）の模擬株式会社「長商デパート」が毎年十月下旬に開催する「大売り出し」。生徒たちが商品の選定から仕入れ交渉、接客まで行い、毎年一万人以上が訪れる人気の催しだが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で一般公開が中止となり、参加者を生徒や保護者に限った開催になった。コロナ禍の中、開催方法を模索してきた「社長」の三年、中野桜子さん（１８）に話を聞いた。　（小寺香菜子）

　−長野商業には長商デパートをやりたくて進学したそうですね

　兄が長商出身で、小学六年生の時に初めて長商デパートを訪れました。規模の大きさに見とれてしまい、生徒がお客さまを楽しませようとしているのが分かりました。自分がこの会社をつくり上げられたら楽しいだろうなと、長商への進学を決めました。

　−三年生の時に社長に就きました...

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