北米ツアーからトップチームに同行して輝きを見せ、7月31日に行われたアウディ杯3位決定戦のフェネルバフチェ戦でも与えれらた20分に満たない短い時間の中で再び存在感を示した日本代表FW久保建英(18)に、8月1日付のスペイン紙マルカ(電子版)がさまざまな期限付き移籍のオファーが舞い込んでいると報じている。

同紙によると、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は久保の練習や試合でのパフォーマンスを気に入っているが、大きな問題はトップチームの外国人枠であり、現時点ではバルベルデ、ミリトン、ビニシウスの3選手で埋まっている。

日々評価の高まる久保については現在、トップチームに上げるべきか? カスティージャで2部B(3部相当)を戦うべきか? スペイン1部のクラブにレンタルすべきか?の議論が存在するのは間違いない。取得間近と言われるバルベルデが2重国籍を手にした際、すぐにトップチームに昇格させるべきだという意見がある一方、カスティージャを指揮するラウール監督のもとで落ち着いて成長させるべきだと主張している。

そんな中、マルカによると、元レアル・マドリードのブラジル代表FWロナウドが会長を務めるバリャドリードを筆頭に、久保の期限付き移籍のオファーが5クラブからに届いているという。

また、マルカがウェブ上で「久保が今シーズン、どこでプレーすべきか?」のアンケートを実施したところ(回答数約19万6300人)、トップチームが52%、カスティージャが9%、スペイン1部のクラブへのレンタルが39%となっており、期待は非常に高まっている。

スペイン1部開幕まであと3週間を切っているが、それまでに久保に対する最初の答えが出る。