世間を震撼(しんかん)させる事件や大規模な自然災害、ラグビーW杯の熱狂とさまざまなニュースがあった2019年。その中で今年最大の出来事は、新天皇即位と新元号「令和」の始まり。晴れやかな天皇、皇后両陛下の姿は、国民に明るい祝福ムードをもたらした。「激動2019 政治社会編」初回は、即位と来年の皇室を取り上げる。
5月1日、天皇陛下が即位され平成から令和へ改元となった。10月22日には中心儀式「即位礼正殿の儀」が皇居・宮中で執り行われ、平安絵巻さながらの装束や荘厳な雰囲気に多くの国民が注目。儀式の直前に荒天が回復。都心に虹が懸かったことも話題となった。
その後、即位を祝う国民祭典やパレードなどさまざまな行事が続いたが、人々の心を打ったのは適応障害の療養が16年近くにも及ぶ皇后さまの姿だった。約16キロある十二単(ひとえ)での儀式など負担の大きい役割を務め、国内外の要人を招いての「饗宴(きょうえん)の儀」では得意の語学を生かし皇室外交を担った。祭典やパレードでは晴れやかな笑顔で、時に涙ぐむ姿も印象に残った。
予定されていた儀式や行事を全てこなした皇后さま。しかし、宮内庁関係者は「順調に終えられたのは、皇后さまが努力し責任感で果たされたこと。全ての公務や行事へ過度な期待はプレッシャーとなる。療養中であることを踏まえ、これからも重要な儀式や行事を中心に活動されるのでは」と話す。
天皇陛下や長女愛子さまにも支えられ、一歩ずつ成果を上げている皇后さまは、来年も大きなイベントに臨まれる。7月24日に開催される東京五輪の開会式がその一つだ。
天皇陛下は東京五輪・パラリンピックの名誉総裁に就任されており、1964年の東京五輪開会式での昭和天皇と香淳皇后同様に、開会式にご夫妻で出席する見通し。開会式には海外の王族や要人も多数参加。国民が期待し、皇后さまが輝く「外交」という面で五輪はぴったりの舞台となる。
皇室ジャーナリストの近重幸哉氏は「来年前半での外国訪問の予定は今のところありません。7月の五輪開会式は、即位の儀式の後、世界に天皇、皇后両陛下の姿が配信される2度目の機会となるのでは」と語る。
また、それ以外にも「来日した王族を御所に招いて親善を図ったり、前回の東京五輪や長野五輪でさまざまな競技を皇族がご覧になったように競技観戦もされるでしょう。そこで日本選手や海外の選手にお声掛けされ、励まされることも大きな役割になるでしょう」という。
五輪会場での皇后さまの笑顔と生き生きとした姿は、令和2年の日本を再び明るく照らしそうだ。(特別取材班)
《陛下、来年から本格スタート》天皇陛下は、新年元日未明から宮中祭祀(さいし)に臨まれる。また、午前中には皇居・宮殿で天皇、皇后両陛下が皇族や三権の長らから新年のお祝いを受ける国事行為「新年祝賀の儀」が行われる。2日以降も一般参賀や歌会始の儀など行事が相次ぐ。即位が5月だったため、新年から天皇としての仕事に臨むのは来年が初となる。宮内庁関係者は「来年が天皇としての本格スタートとなるでしょう」としている。
◆「令和」の主な動き
▼4月1日 新元号が「令和」と発表される
▼同30日 前天皇陛下(現上皇さま)が「退位礼正殿の儀」に臨まれ生前退位
▼5月1日 「即位後朝見の儀」が行われ天皇陛下が即位。「令和」がスタート
▼同4日 皇居・宮殿で天皇陛下の即位を祝う一般参賀
▼10月22日 「即位礼正殿の儀」「饗宴の儀」が行われる
▼11月9日 新天皇の即位を祝う国民祭典
▼同10日 パレード「祝賀御列の儀」
▼同14~15日 「大嘗祭(だいじょうさい)」が営まれる
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December 17, 2019 at 05:13AM
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