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台風14号、東海・関東に接近 大雨や暴風に警戒 - 日本経済新聞

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台風14号は10日、紀伊半島沖を東北東に進んだ。上陸の可能性は低くなったが、11日にかけ東海や関東の太平洋側に接近し、雨風が強まる見込み。気象庁は高波や暴風、土砂災害などへの警戒をよびかけた。

同庁によると、台風14号は10日正午現在、和歌山県の潮岬の南約160キロの海上を時速15キロで進んだ。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートルとなっている。

台風は11日朝にかけて伊豆諸島南部に最も近づく見通し。その後は勢力を弱めながら、進路を南寄りに変え、12日朝には熱帯低気圧に変わるとみられる。

和歌山県によると、台風接近の影響でけが人が1人出た。同県串本町で9日午後6時ごろ、50代女性が強風にあおられ転倒し、左脚の骨を折る重傷を負った。

同庁によると、11日正午までの24時間予想雨量は多いところで、伊豆諸島300ミリ。11日にかけて予想される波の高さは伊豆諸島8メートル、近畿、東海7メートル、四国、関東5メートル。

航空各社によると、台風の接近に伴い、10日の空の便の一部で欠航した。東海道新幹線や山陽新幹線は通常運行している。

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