回転寿司チェーン「くら寿司」は、キャベツで養殖したニザダイによる「キャベツニザダイ」を9月16日に発売する。
ニザダイは主に西日本でよくとれる魚で、海藻を主食とすることから、水産物の産卵や育成に重要な役割を果たす海藻が大規模に消失する現象である「磯焼け」の原因とされ、駆除の対象となるなど、いわば“厄介者”扱いされてきた。
また、海藻が主食であることから身には独特のにおいがあり、商品化へのハードルも高く、市場であまり取り引きされない低利用魚でもある。そこでくら寿司では「ウニのキャベツ養殖」をヒントに、キャベツをえさにした実証実験を行なったところ、においを軽減できることが判明。「海洋資源の保全」「漁業者の収入安定」「安くて美味しい商品の安定提供」の観点から商品化することになった。
「キャベツニザダイ」の価格は220円。数量限定のため、なくなり次第終了になる。
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