2023/08/27 17:13 ウェザーニュース
東側の台風10号は足早に北上し、今夜から明日28日(月)にかけて本州に接近する見込みですが、直接影響を受けるのは海上が主体となりそうです。
西側の台風9号はこの先猛烈な勢力に発達する予想で、週中頃に沖縄で高波や強風の影響がでそうです。
▼台風10号 8月27日(日)15時
中心位置 日本の東
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北西 45 km/h
中心気圧 990 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
▼台風9号 8月27日(日)15時
中心位置 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 非常に強い
移動 南南東 ゆっくり
中心気圧 935 hPa
最大風速 50 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 70 m/s
» 最新の台風情報
台風10号 本州に接近し北日本の一部に影響
台風があまり大きくないため、本体の雨雲が通過するのは海上が主体となりそうです。ただ、東北北部の太平洋側や北海道の太平洋側では台風の外側を取り巻く雨雲がかかる可能性があります。影響は限定的ですが、外出の際はお気をつけください。
また、海上では風が強まり波も高くなります。夏休み期間中ですが、高波で危険なので海のレジャーは控えるようにしてください。
» レーダー 風モード(ウィンドフロー)
台風9号 今後、猛烈な勢力に発達か
今後は次第に進路を北に変えて、31日(木)頃に台湾付近に進む可能性が高くなっています。29日(火)頃からは沖縄では波が高まり大しけとなって、先島諸島では風も強まるおそれがあります。先島諸島では高波や強風に警戒してください。
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
台風は発達しながら西寄りに進み、週後半には小笠原諸島の近海で北寄りに進路を変える可能性が高くなっています。
その後の進路や発達の程度次第では、関東など本州方面に近づくことも考えられ、お盆休み期間中に荒れた天気となる可能性があります。伊豆諸島付近で動きが遅くなる懸念もあり、まだ予測の誤差が大きい状況です。日が経つにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
台風の暴風域に入る確率
奈良県 2 %
和歌山県 2 %
徳島県 1 %
高知県 1 %
今年8月 4つ目の台風発生
8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも一番台風の発生が多くなる時期です。今年は平年よりも台風の発生数がやや少ないペースとなっていますが、ウェザーニュースの予想では年内にあと10個以上の台風が発生するとみています。
秋が近づくと本州付近へ影響する台風が増えることが想定されるため、これからの時期に備えて台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。
新たに3つめの台風が発生する予想
この熱帯低気圧は台風になったあと北西に進み、次第に日本列島に近づいてくる予想となっています。気象庁の熱帯低気圧情報では、9月1日(金)15時には中心は日本の南にあって、中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は30m/sと暴風域を伴う勢力になっていると予想されています。
その後の進路次第では日本国内に影響を及ぼすことも考えられますが、まだ予測の誤差がある状況です。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
» レーダー 衛星雲画像モード
台風の名前
台風9号の名前「サオラー(Saola)」はベトナムが提案した名称で、ベトナムレイヨウという動物のことです。台風10号の名前「ダムレイ(Damrey)」はカンボジアが提案した名称で、「象」を意味するクメール語からとられています。
» レーダー 台風モード
参考資料など
-
防災情報
-
台風豆知識
from "限定" - Google ニュース https://ift.tt/qTC9z7n
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "台風10号は明日にかけ本州接近も影響は限定的 台風9号は停滞中 - ウェザーニュース"
Post a Comment