[東京 4日 ロイター] - 4日の株式市場で日本航空(JAL)(9201.T)株が下げ渋っている。2日に発生した海上保安庁機との衝突事故を嫌気する動きが先行し一時2.4%安に下落したが、足元では1%安程度に下げ幅を縮小している。
市場では「事故後の対応は迅速と受け止められており、会社の評判が下がることはないのではないか」(国内運用会社のストラテジスト)との声がある。事故影響による滑走路閉鎖で減便が生じているが「事故調査などが終了すれば減便は解消に向かい、影響は限定的だろう」(同)との見方も聞かれる。
同社は4日、日航機(516便)が全損したことで約150億円の損害が発生する見込みだと発表した。営業損失として計上する。なお、同機には航空保険の適用が見込まれるという もっと見る 。
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