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ドル135円の攻防、FRBタカ派でも上値限定=今週の外為市場 - ロイター (Reuters Japan)

[東京 13日 ロイター] - 今週の外為市場で、ドルは135円の攻防となりそうだ。米国の金融引き締め路線がより明確となり緩和を維持する日本との対比が強くなれば、ドルは20年ぶり高値圏で堅調地合いが続く見通し。ただ、米国の利上げに対する市場の期待はかなり大きく膨らんでいるだけに、一段高は容易ではないとの指摘もある。

予想レンジはドルが132.50━135.50円、ユーロが1.05―1.07ドル。

ロイターが実施したエコノミスト調査によると、回答した85人全員が6月米連邦公開市場委員会(FOMC)は0.5%の利上げを行うと回答。7月もほぼ全員、9月は23人が0.5%の利上げを続けると予想した。

しかし、米10年債利回りは5月前半の3.20%をピークに3%を挟んだ水準で一進一退が続いている。連続大幅利上げがすでに市場に織り込まれた今、米連邦準備理事会(FRB)の姿勢がよほどタカ派的でない限り「一段の米金利上昇とドル高は見込みづらくなっている」(外銀)との見方が多い。

テクニカル的にも、上昇一辺倒のドル/円は過熱感が著しい。主だった上値めどは相次ぎ突破され、残るは大台の135.00円と、2002年1月高値の135.20円。さらにその水準も超えてしまうと、98年8月高値の147円まで大きな節目はない。

上値めどが現状から10円以上かい離することになれば参加者の相場観は収束しづらくなり、それぞれの見方に基づく売買が散発的に交錯することになる。「予想が難しい、まるで無重力空間のような状況」(国内金融機関)を危惧する声が早くも上がる。

こうしたことから、市場ではドルが135円台から上値を伸ばすのは容易ではないとの見方が優勢。戻り売りが強まれば「下値は132円台ぐらいまであるかもしれない」(上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏)という。

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