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「中国限定」で日本入国時にウイルス検査、リスク高い変異株の流入阻止 - 読売新聞オンライン

 政府は27日、中国での新型コロナウイルス感染者の急増を受け、中国本土からの全ての入国者を対象に、入国時のウイルス検査を実施する方針を固めた。30日午前0時から適用する。政府は10月11日から全世界を対象に入国時検査を原則撤廃していたが、中国からの入国者に限り復活させ、水際対策を再び強化する。

 新たな対策では、7日以内に中国本土に渡航歴のある全ての入国者が検査対象となる。空港検疫として、抗原検査キットを使って実施する。検査結果が陽性の場合、専用車両で移動し、ホテルなどの待機施設で隔離する。隔離期間は症状がある場合で7日間、無症状の場合は5日間とする方針だ。入国時検査で陽性となった全ての人を対象に、ウイルスのゲノム解析を行う。

 中国ではオミクロン株の新系統「BF・7」などが流行しているとされるが、詳細な状況の把握が難しい。このため、年末年始に合わせて対策を強化することで、リスクの高い変異株の国内への流入を防ぎたい考えだ。

 中国本土と香港、マカオとの航空便は、成田、羽田、関西、中部の4空港に限定する。今後の増便は許可しない方針だ。

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