1月14日から翌15日にかけて、「大学入学共通テスト」が全国各地で行われている。東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)も試験会場の1つとして毎年テレビのニュースなどに登場することが多い。試験に臨む受験生の様子は冬の風物詩となっているが、そのキャンパス内にある「サブウェイ」の店舗には、他の店舗にはない“幻のメニュー”があるとしてTwitterで注目を集めている。詳細と誕生秘話を運営元の日本サブウェイ広報に聞いた。
価格は2200円 ローストビーフ追加25枚の大盛りメニュー
幻のメニューの正体は「インフィニート・デストロイヤー」(2200円)。本郷キャンパスにある「サブウェイ東京大学工学部2号館店」限定で販売している。サブウェイの人気グランドメニューの1つである「ローストビーフ〜プレミアム製法〜」にローストビーフをトッピングし、提供している。
「デストロイヤー」(ローストビーフを追加で5枚、1020円)、「キングデストロイヤー」(同10枚、1420円)、「ゴットデストロイヤー」(同15枚、1820円)というようにローストビーフの枚数によって商品の名称や価格が異なっている。最上位のインフィニートデストロイヤーにもなれば25枚トッピングとなる。価格は当然ながら高めに設定されているが、ボリューム感のある商品となっている。
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東大生のアイデアがきっかけの限定メニュー
他の店舗にはない、東大限定メニュー。どのような経緯で誕生したのか。同社広報によると、かつて店舗で実施していたキャンペーンがきっかけだという。同店舗では来店者にスタンプカードを配布し、スタンプが貯まるとサンドイッチ1個が無料になるという特典を提供していた。
そんなある日のことだ。スタンプが貯まった東大生が来店。1個無料ということで、その学生は最も価格が高いローストビーフのサンドイッチを注文した上で、さらにローストビーフをトッピングしたという。
あまりに豪華なボリュームだったため、その様子を見ていた周囲の来店者や店舗スタッフも「これはすごい! 名前をつけて販売しよう」と盛り上がり、最終的に限定メニューとして商品化が決まった。
広報担当者は同店舗について「学生や大学関係者などの常連の方が多く、他の店舗よりもお客さまとの会話が生まれやすい」と説明する。利用者との距離感と、現場の柔軟な判断が限定メニュー誕生につながったのだ。
販売開始以降、購入者からは「インパクトがすごい!」「SNS映えする!」「ボリュームがすごい!」などの声が出ているといい、評価は上々のようだ。
東大の公式Twitterアカウント(@UTokyo_News)でも紹介されており、今や大学公認の“名物商品”となっているようだ。こうした大学限定メニューは「他の店舗でも存在しない」(広報)といい、同社としては異例の対応といえる。
東大生に愛されすぎて閉店話も吹き飛んだ
店舗が限定メニューが東大関係者にいかに愛されているかを示すエピソードがある。同店は、コロナ禍での休講やオンライン授業への移行で来店者が激減。売り上げ不振に陥り、閉店が決まりかけていた。
だが、学生らから閉店を惜しむ声が相次ぎ、一転して営業継続に。限定メニューなどでファンとなった常連の“サブウェイ愛”が店舗の危機も救ったのだ。
チェーン店であっても、他の店舗にはない限定メニューを提供するケースはよくあるが、それが利用者の拡大、ファンの創出につながると改めて証明されたようだ。
短縮営業中のため、店舗の営業時間は平日の午前10時から午後3時まで。土日・祝日は休みとなっている。
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